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小さな種の夢

 

ちいさな種があった

種には夢があった

“いつか大きい木になって

鳥が休める場所になろう”

 

種は探し求めた

その根を張る場所を

暖かくふかふかな土の

ベットに眠りたい

 

そして出会ったんだ

ここで根を張ろうと

一生を共に過ごす場所に

きっとここなら幸せにずっといれるかな?

 

そしてゆっくりゆっくり根を伸ばして

だんだんとその背丈は伸びてゆく

すてきな夢描いて

叶えたいと大きくなったの

 

いろんな季節を経て

幹も枝も太くなり

新しい家族と呼ばれる生き物たちがやってきた

 

だけど

命を守るってゆう仕事は

思ったよりもずっと重くて

嵐が来ると倒れてしまいそうになったりもしたけど

 

ゆっくりゆっくり時間をかけて

守り方を僕も学んできたんだよ

だって僕にとって初めてで

仕方ないんだ 精一杯なんだ…

 

そんなとき地面の方から

優しい声が聞こえてきた

その昔ここに根を張ろうと

僕が決めたこの場所から

 

あなたは決して独りじゃないわ。

私はここからあなたの事を

ずっと見つめてきたのよ。

倒れそうな日も、嵐の夜でさえ

 

あなたが伸ばしたその根の絆

私に繋がっているでしょう?

あなたが倒れてきたら

支えるのが私の仕事でしょう?

 

ゆっくりゆっくり実を結んで

みんなで幸せになっていこう

あなたの夢は私の夢でもある

だから 一緒に

 

 

 

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